レイアウト製作記 No.18

Nゲージレイアウトの製作記です。作業の進行にあわせて随時更新します。ストラクチャーは主にジオコレをベースに再塗装・改造を施して楽しんでいます。

14/8/17

引き続きelevated railwayと地下鉄出口の工作を進めました。



高架にGMの「第3軌条サードレール」を追加します。まず四角い台座部分は目立ちすぎてバランスが悪いので、全て撤去してしまいました。



ベース部分はEvergreenのV-Groove(1.3mmピッチ)を切り出して使います。



ジャーマングレイでスプレー塗装しました。レイアウトの色合いは意図的に淡く薄くするよう心がけているのですが、地下鉄線路はやっぱりこの色が一番しっくりくるので例外としました。



レイアウトに仮置きするとこんな感じです。次は線路の塗装とウェザリングですね。



次は東京メトロの出口です。4番出口も細かい色差しを済ませ、妻面の駅名表示、AED、海抜表記、終電始発の表示、出口周辺地図のディテールを追加しました。



東京メトロのハートMサインを作り直します。0.4mmプラ板を穴あけパンチでくりぬいて2枚組み合わせ、直径0.75の丸棒を接着。つや消し白でスプレー塗装し、側面をミディアムグレイとフラットブラックを混ぜたダークグレーで筆塗りしています。

こうしてようやく1番出口と4番出口が完成となりました。



エリアマップこと観光案内標識をアサヒペンのアマゾンブルーでスプレー塗装し、ポール部分はミディアムグレイで筆塗りしました。



「鉄道駅」ピクト標識は0.5mmプラ棒とプラ板を組み合わせて作ったもので、パールグレーをスプレー塗装しています。



「昭和のビルC」を加工し、ビルに設けられた3番出口を作ります。まず1F部分をTOMYTECの「地下鉄入り口」に合わせて開口し、組み合わせました。



3番出口とエレベータ出口を、0.4mm厚・0.8mm厚のプラ板で作りました。ついでに駅名表示もPCで自作しています。このビルには地下鉄出口のほかに、高級ブティックに初挑戦する予定です。

14/7/26

暑い日が続きますね。今回はレイアウトの都市化に向けて色々と進めました。



まずはKATOのラーメン架線柱を改造しているelevated railwayのトラス鉄骨の続きです。幅や高さを地道に切り詰めます。



プラ用接着剤で組み立て、すべて箱にしました。



塗装に入ります。鉄骨部分は鉄道カラーのクリーム色1号で、線路はジャーマングレイでそれぞれスプレー塗装しました。ジャーマングレイのくすんで落ち着いた色合いが線路に良く合います。



全体像を確認するため、トラス鉄骨と線路を仮置きした状態がこちらです。街並みに密度が加わり、印象が変わりますね。



反対側からもう1枚。次回は線路周りの処理も進めたいところです。



次に道路と歩道の試作です。アスファルト面はミスティーグレーを吹いた上にグレインペイントを塗っています。歩道タイルは鉄道カラーの灰色9号をスプレー塗装しました。今回のレイアウトではこの色合いを採用したいと思います。



真空コンクリートも灰色9号でスプレー塗装してみました。グレー系の塗料は色々ありますが、この色は青味が少なくお勧めです。



前回作り直したパッドマウント変圧器もよく見かけるカラーで塗装しました。茶色のほうはNATOブラウン、淡く緑がかったグレーのほうはロイヤルライトグレイでスプレー塗装しています。



直径0.5mmの丸棒ををつや消し白で塗装し、縮小印刷した標識部分を厚紙のまま貼りつけて横断禁止標識ができました。



1mm角棒と0.4mm厚プラ板を組み合わせ、2番出口の入口部分を作りました。既製品の下回りに寸法を合わせたために幅広になり、モデルの神保町A7のイメージからは少しそれましたが、これはこれでありそうな感じの出口になりました。



最後に、小さなスペースではありますが港湾地帯を作りたいと考え中です。TOMIXのワイドトラムレールで臨海鉄道の引き込み線を再現する予定。

14/7/13 - 25 or 6 to 4

今回のレイアウトのテーマの一つであるelevated railwayを作ります。イメージはシカゴの'L' trainで、鉄筋コンクリートの高架線とは少し違います。下の道路に線路の影が落ち、電車が今にも落っこちそうな所を走っているのを再現したいと思います。



素材に使うのはKATOの「複線ワイドラーメン架線柱」です。プラ製の架線柱といえば強度重視の軟質プラ製が主流の中、この製品は塗装済で真鍮製品ほどではないものの精密にできており、値段も良心的です。



こちらがランナーから切り出しただけの無加工の状態。今回は3箱分を加工します。



碍子と一部鉄骨を撤去するとこうなります。



さらに幅と高さ方向を切り詰め、4組を組み合わせて形にします。



そこにKATOのフレキシブルレールを載せます。elevated railwayの高架は通例あまりごちゃごちゃしていないのですが、さすがに線路だけでは寂しいですね。



調子に乗って最近入線した都電9000を載せてみました。デザイン的には賛否両論あるであろう擬似古典様式の車両ですが、割と品良くまとめられている気がして個人的には嫌いじゃないです。



次に駅出口に必ずと言っていいほど立っている「横断禁止」の標識を再現します。標識部分は印刷した紙をそのまま使い、柱にはEvergreenで最も細い直径0.5mmプラ丸棒を使います。



最後に、オーバースケールだったパッドマウント変圧器(奥)を0.4mm厚プラ板で作り直しました。

今回の作業はこれで以上です。どれも完成は次回持ち越しのため中途半端ではありますが、地下鉄出口と併せてあせらず進めていきたいと思います。

14/6/27 - Exit Strategy

早速地下鉄出口に東京メトロのハートMサインを追加しました。



…が、非常に不器用な仕上がりになってしまったため、やはり次回イチから作り直すことにします。
※あまりにお見苦しい出来のため画像を一部修正しています



次に後ろ側の駅名表示を作って貼りました。これが入ると後ろ姿が引き締まるとともに、一気にメトロっぽくなりますね。



さらにAED表示、海抜を追加しました。完全なる自己満足の世界ですが、実に楽しい作業でした。



こちらはGM「乗務員詰所」を改造中の2番出口です。組み合わせるジオコレ「地下鉄入り口」は、パーツ上半分をカットしてタイル部分だけを残しました。建物側も現物合わせで切り継ぎ、幅を広げています。



次に道路・歩道の試作の続きです。前回の作業で発泡スチロールに直でグレインペイントを塗る作戦はうまくいかないことがわかったので、エバグリの0.25mm厚プラ板をベースにすることにしました。

とりあえずまだミスティーグレーで塗装しただけです。前回塗装が間に合わなかった側溝もアサヒペンのパールグレーで塗りました。



パールグレーは白に近い薄いグレーで、他の部分との相性も上々。試しにこばるのプラノイタ(コンクリートタイル1)にも塗ったところ、再開発エリアのタイルといった感じになりました。



さて東急西飯倉駅は前回正面上部を新製しています。既存部分にあわせてEVERGREENの0.4x0.5mmの極細プラ角棒で枠を作り直しました。



また奥行方向に短縮を行った「雑居ビル」は屋根がない状態でしたので、0.8mm厚プラ板を切り出して追加しました。



さんけいの鋭角ビルをスプレー塗装しました。シャープさを残したい窓枠以外は、発色や質感をプラ製品と合わせるためサーフェイサーを吹いています。



また「建売住宅B2」の青い屋根がおもちゃっぽく悪目立ちしていたので、ジャーマングレイで塗装して落ち着かせました。



次に0.4mm厚プラ板と直径0.5mmの極細プラ丸棒を組み合わせ、メトロ出入口付近でよく見かけるエリアマップを作りました。正式名称は観光案内標識というそうです。



カーコレ第12弾のADとプリウスを購入しました。大変しっかりした出来で気に入っています。第12弾Rを買えばいいかと思っていたのですが、値段据え置きで露骨なコストダウン仕様(徹底的な色差し省略、タクシー・救急車の表記がやっつけ仕事)であることを知り、第12弾を探して買いました。いくらなんでもこれは酷すぎます。購入検討中の方はお気をつけて。

14/6/17 - 都市型レイアウトはじめました

今回はまず、試作用の発泡スチロールの上でアスファルト表現に挑戦します。



今回使用したのはグレインペイントの浅灰。アスファルトにしてはかなり明るい色合いですが、全体的に淡めの配色でまとめたいと思いこの色を選びました。

グレインペイントは相当厚塗りしない限り下地が透けることがわかっているので、まず下地作りから始めます。
まずジェッソを筆塗りし、発泡スチロールの細かい凸凹をカバーします。乾燥後、アサヒペンのミスティーグレーをスプレーで吹きました。



仕上がりはこんな感じで、質感はなかなか悪くないです。ただ下地処理はしたものの、発泡スチロール表面の凸凹が目立ってしまうことがわかりました。要対策です。

こばる製の歩道タイルはミスティーグレーで塗装してみました。マンホールのふた、側溝グレーチングも同じくこばる製のエッチングパーツです。側溝部分は今回塗装は未塗装ですが、ほとんど白に近いグレーで塗る予定です。



津川のタイルも塗装しました。スプレーでバフを吹いたあとにエナメル塗料のバフに少量のフラットレッドを混ぜたものを薄めて筆塗りし、赤味を足しています。なお、心配していた塗料のノリは問題ありませんでした。



次に東京メトロの地下鉄出入口の続きです。まずキャラクターフレッシュを全体に吹きます。



ついでエナメル塗料で色差しです。屋根は信頼と実績?のミディアムグレイ、内装のタイルはおなじみのくすんだ黄色をデザートイエローをベースにレモンイエロー、フラットホワイトを調色して再現しました。ダークグレー部分はフラットブラックにミディアムグレイを混ぜて筆塗りし、やや明るめに仕上げました。



駅名表示板、案内板はいずれも銀色で塗装し、前回自作した表示を張り付けました。半蔵門線の地味な駅という設定です。



これで8割方完成です。が、あいにくハートMマークの印刷を忘れておりまして、今週で完成とはなりませんでした。



さてこちらも前回の続きです。都バスの広告付きバス停に、古いプラモデルのジャンクパーツから調達した屋根ドームを追加します。



ミスティーグレーを全体に吹き、エナメル塗料で緑色のアクセントカラーを筆塗りしました。蝶の広告を張り付けるパネルは銀色で塗装し、いいアクセントになっています。



GM小型駅には正面中央に素敵な駅名表示板がありますが、東急の現行タイプを掲示するため撤去してしまいます。構造上、駅名表示板部分だけを撤去することができないため、周囲も含めて切り取ってプラ板で新製しました。新しい駅名表示板は0.7mm厚のプラ板を切り出してジャーマングレイで塗装したもので、東急のマイナー支線、飯倉線の西飯倉駅としました。

トップページに戻る