レイアウト製作記 No.20

Nゲージレイアウトの製作記です。作業の進行にあわせて随時更新します。ストラクチャーは主にジオコレをベースに再塗装・改造を施して楽しんでいます。

15/5/6 - 三丁目、三丁目。

薄っぺらかった高架線(elevated railway)に、現物同様のガーダーを追加します。



ガーダー部分には最近再販されたGMの「架道橋」を使います。写真はとりあえずバリとランナー切り離し跡を処理した状態です。



先端と中央部に切り欠きを設け、高架橋と組み合わせるとこんな感じです。



次に街コレの「医院」を改造中の一軒家の続きです。まず建物を前後反転させ、2F正面はV-grooveプラ板で新製、小屋根の代わりにバルコニーを設けました。1F正面もサッシ窓用に開口しています。



屋根はプラ板に置き換えて陸屋根としました(実は元の瓦屋根は海辺のレストランに供出してしまっています)。玄関は正面から見て右側に設け、ドアは部品取りキットとなっている「The Sullivan's」より調達しました。

さて高架線に駅を追加することにしました。駅名は「西飯倉三丁目」で、車両を限定することはしたくないのですが一応、銀座線の駅とします。管理人は東京メトロのサインシステムに目がないので、出入口に引き続いてホームのサイン類の作成から進めたいと思います。



まず駅名標です。壁面埋め込みタイプの駅名票と、ホーム柱に貼られているタイプの2つを作りました。ホーム柱タイプは柱が細い地上駅ではあまり見かけない気もしますが、個人的にお気に入りなので作ってしまいました。駅名標以外の路線案内、出口案内、構内図、「メトロネットワーク」(路線図)は実物を撮影したデータから起こしています。



ちょっと見づらいですが頭上の番線表示とLEDの発車案内板、「電車がきます」の接近表示、足元の女性専用車表記です。



電球がかわいい「節電中」ポスター(2011-)、「またやろう。」(2010)、レッツエンジョイ東京、宮﨑あおいさんの「TOKYO HEART」(2009)、そしてマンションの広告をそれぞれネットで手に入る画像から作成。レッツエンジョイ東京にはよりによって駅乃みちか(2014-)が登場しており、時代考証に厳しい方には叱られてしまいそうです。ちなみに色は現物のままだと縮小したときに暗すぎるため、明度を上げて調整しています。

それにしても、そればかりになってはいけないと分かっていても何かと鉄道関連施設を作りたくなってしまうのが鉄道ファンの性なのかもしれませんね。笑

15/4/23 - Depuis 1648

今回はストラクチャーの塗装を中心に進めました。



まずはショコラトリーの窓を落ち着いた印象のレッドブラウンで色差し。1F部分には4mm幅と1mm幅のプラ板を組み合わせて簡単に作った店舗用テントを追加し、店舗と合わせてフラットホワイトをベースに微量のハルレッド・フラットレッド・フラットイエローを調色した淡いコーラルに塗りました。お店はパリに本店を構える「ア・ラ・レーヌ・アストリッド 西飯倉」です。



「昭和のビルC」を改造したブティック1F部分にタンを筆塗りしました。窓枠の色差しがまだですが、"The Sovereign State"と命名、看板を作りました。



前回作成したショーウィンドウはシックなNATOブラウンで塗装。展示品の旅行鞄はジュラルミン製は銀、ヴァルカンファイバー製はマホガニーでそれぞれ塗装しました。そろそろレンガ部分もなんとかしないといけませんね。



また牛丼屋さんは本体が未塗装なのですが、前回作成したサッシを銀色で塗装しました。「吉野家」の看板は相変わらずインクがにじんでしまっています。



さてアスファルトの色は最後まで悩んだ結果、当初計画のミスティーグレーをやめて灰色9号を採用と相成りました。かなり明るく黄味が強い色でアスファルトっぽくないのですが、面積が広いのでこれくらい主張の弱い色のほうが良いと判断しました。
表面処理も当初考えていた新素材グレインペイントから、ストーン調スプレーに落ち着いています。粒子は粗く決して繊細な質感ではありませんが、やはりスプレーなので筆で塗る時のようなムラができないのは良いです。塗膜が弱いという欠点もありますが、均一にざらついた表面をお手軽に作りたいときには適しているといえるでしょう。

最終的な色の選択を備忘用に載せておきます。
・アスファルト道路: ストーン調スプレー→灰色9号
・側溝、側溝エプロン部: (ミスティーグレー下塗り)→白3号
・歩道タイル:パールグレー
・再開発歩道タイル: 白3号



最後にアイコムの「基本工事セット」より、ガードレール代わりのA型バリケードを設置しました。小粒ですが鮮やかな色でいいアクセントになります。

15/4/13 - Window Dressing

早いものでもう年度末、決算期で忙しくなかなかレイアウトに手をつけられませんでした。



まず仕掛りだったビストロの店頭を作成。0.75mmプラ棒でベースとなる枠を作り、その上に極細プラ棒を重ねて閉まった状態の折れ戸(folding door)を再現してみました。



次にブティックのショーウィンドウに使う土台をEvergreenのV-grooveとプラ板で作成。ここに飾る旅行鞄とアタッシェケースも0.5mm厚プラ板と極細プラ棒を組み合わせて簡単に作りました。



西洋かぶれなお店が続いたところで、牛丼屋さんの店舗部分を作ります。ベースは建物コレ「駅前商店A」の外食店です。



ビストロ同様、まず0.75mmプラ棒で四角のフレームを作ってから極細プラ棒で桟を入れました。



次に街コレ2の「医院」を現代の一軒家に改造します。



切り貼り用にカットし、特徴的な窓下の装飾を削り落とした状態です。今後もう1棟を組み合わせて、玄関とサッシ窓の追加を行いたいと考えています。

さてどの工作もだいぶ中途半端な状態で申し訳ないのですが、今回の作業はここまでです。
さて、遅くなってしまいましたがおかげさまで当サイトは14万アクセスを達成することができました。今後とも「それなりレイアウトの作り方」をどうぞ宜しくお願い致します。

15/3/15 - 公開空地でつかまえて

「(仮称)西飯倉三丁目計画」こと、西飯倉スクエアを完成させます。



まず2mm幅のプラ板をタンで塗装して2Fの窓に接着し、木製テラコッタのルーバーを追加しました。



次にEvergreenの3.2mm幅プラ板を同じくタンで塗装し、各フロアの断面に両面テープで貼りました。



これをガラスパーツと組み合わせるとこんな感じになります。ガラスの緑色が強いのでタンの色そのままは出ませんが、クールな印象の製品状態と比べて表情が柔らかになったように感じます。



低層階と組み合わせて、めでたく西飯倉スクエアビルの竣工です。どうでしょう、よくある再開発オフィスビルに見えますでしょうか?いずれは屋上機器にも手をつけたいところです。



本体に続き、再開発敷地内の小物を作ります。テナントサインはプラ板で作成した外枠を鉄道カラー35番のダークグレーで塗装。



さらに0.5mm厚のプラ板をハコにして再開発エリアの定番、セパレートベンチを作成。極細のプラ棒で寝転び防止用の金具を再現しました。



タイルはこばるのプラノイタ(コンクリートタイル1)を使用し、ベンチと一緒に鉄道カラー37番の白3号で塗装しています。この37番の隠蔽力は強力で、長くモデラーから愛されてきただけのことはあります。ベンチの金具はクロームシルバーで筆塗りしました。

15/3/2 - あの日の、青いあれで。

おかげさまで製作記も20ページ目に入りました。今回はTOMYTEC「交差点の建物C」の改造を中心に進めました。



まず狭すぎる階段を0.5mm厚プラ板の積層で作り直しました。



次にビストロ風の店構えを主に0.5mm厚プラ板を使って作りました。あとは定番の折れ戸が欲しいですね。写真ではほとんどわかりませんが床もEvergreenのv-grooveプラ板で作っています。なお、マンションとの整合性はこの際一切考えないことにします。笑



完成イメージをみるために看板を作成して仮取付。印刷がにじんでいるのはプリンタのインクを替えたばかりのためで、後々すべて出し直します。ついでに未着手の店舗や広告の看板も作ってみました。



次にベース塗装です。レンガ部分と床はタンをスプレーしました。次回以降エナメル塗料を使ってレンガの色を再現していきます。



もともと黄色で塗られていたモルタル部分はミスティーグレーで塗装してイメージチェンジ。



都バスの「広告付バス停」にルマングリーンに塗装した極細プラ板を接着しました。色のチョイスは私のオリジナルではなく、親切な方がネットで都バスの近似色として提案されていたアイデアです。



前回色が濃すぎた歩道タイルをくすんだピンクに塗り直しました。タンでベース塗装し、その上にフラットホワイトに微量のハルレッドを加えて溶剤で薄めたものを筆塗りしています。



最後に、待ち焦がれていたGMの小田急3000が入線しました。登場当初はどうも好きになれなかったのですが、少女まんがのお約束展開よろしく今ではすっかりお気に入りの形式です。

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