レイアウト製作記 No.21

Nゲージレイアウトの製作記です。作業の進行にあわせて随時更新します。ストラクチャーは主にジオコレをベースに再塗装・改造を施して楽しんでいます。

15/8/18

予告通りにelevated railwayのガーダーを作ります。



GM「架道橋」キットを3つ追加で加工します。まずバリとランナー切り離し跡を削り、裏面の押し出しピン跡を地道に切除していきます。



ガーダーとトラスが交差する箇所に4mmx9mmの切り欠きを設け、0.75mm幅のプラ板で縁取りします。プラが結構分厚かったせいもあって、これだけでも製作記2回分くらいの作業ボリュームがあった気がしますが(笑)、見栄えのしない単純作業ですので数行で済ませたいと思います。



さらに線路が追加で必要な部分についてKATOのフレキシブルレールを購入し、Evergreenのプラ材でガイドレールとランボード(?)を追加します。



クレオスのジャーマングレーで塗装後、レール表面を磨き出しました。



大量生産したガーダーをクリーム色1号で塗装し、今まで作ってきたトラス・線路・サードレール・ベースと組み合わせます。
いよいよ完成...となるはずが、ここに来て切り欠きの深さが9mmでは不足なこと、さらにガーダーはもう1セット必要なことが発覚。実に私らしいお粗末な展開です。



お盆休みでの高架線完成はあきらめ、開き直って別の作業に移ります。東京都のイチョウ型ガードパイプ(モーリンの「ガードパイプA」)を、金属プライマーを吹いたあと明るめの緑15号で塗装しました。



最後に津川のレンガ調タイルをタンのベース塗装の上、薄めたフラットホワイト+ハルレッドを筆塗りしました。

15/8/2 - 東京メトロの駅をNゲージで再現する (ホーム編1)

製作記No.20でサインの作成から始めた銀座線の地上駅を本腰を入れて作り始めます。この「西飯倉三丁目」駅は高架駅ではありますが、白いタイルなど地下駅の要素も加味して作っていきたいと思います。

まずホームを小さい面積で一通り試作することから始めます。



屋根はGMの「都会型対向式ホームセット」のものを使い、それ以外はEvergreenのプラ材で自作します。今回はタイルはsidewalk、ホーム壁はmetal roofingを使います。



ホーム壁とタイルを組み合わせたところ。メトロっぽく見えますでしょうか。



点字ブロックと先端部のノンスリップタイルをパソコンで作り、普通紙に印刷して追加しました。現代の街には欠かせない点字ブロックですが、ジオタウンを含め既製品で表現されていることは極めて稀です(KATO近郊型ホームとジオコレの地下鉄入口くらいかもしれません)。例によって色調は意識して淡くしましたがもっと淡くてもいいですね。

ラインカラーのプレートは1.5mm幅のプラ板を近鉄オレンジで塗装したもので、早速駅名票と組み合わせました。



次に末広町や西葛西などでみられる5連のFRP製ベンチを作りました。KATOの「島式ホーム」に付属する両面6連ベンチをベースに片面を切り落とし、脚も直径0.5mmの丸棒に置き換えています。



消火栓箱は0.75mm厚プラ板を切り出したもので、薄切りにした丸棒で火災報知器を追加。赤い表示灯はややオーバースケールですがWaveのクリアパーツ「アイズ」を使う予定です(未接着)。

床面以下の構造は高架駅定番のコンクリート造とし、0.75mm厚プラ板で立体化しました。



ホーム断面の警戒塗装と乗車位置表示を作って印刷しました。乗車位置表示は、路線記号や「整列乗車をお願いします」の表記のないシンプルな仕様に。営団時代から変わらない丸が3つ並んだ姿に愛着のある方も多いはず(?)。



最後に前回塗装を済ませたelevated railway本体をプラ用接着剤で組み立てました。次なる課題はガーダー部分で、切り欠きも含めるとそれなりにボリュームのある作業になりそうです。

15/7/26

今回はelevated railwayの続きです。

...またかよと思われた方、ごめんなさい。またなんです。一年前からちまちま作り続けているこの高架橋ですがようやくゴールが見えつつあります。



まずは前々回に下ごしらえを済ませた「複線ワイドラーメン架線柱」を今まで通りに組みました。



さらにキットを2箱追加で購入し、ハンパな長さのトラスを作成しました。お肉の希少部位よろしく2箱投入しても収得量はわずかにこれだけです。



さてこうして出来上がったパーツを並べるとこんな感じです。ラーメン架線柱は全部合わせて7セット、計40本を使用しています。



今回製作分を組み上げ、上部四隅に余りパーツのリベット付プレートを接着しました。



そしてクリーム色1号で一気に塗装。今回試験的に高架橋ベース部分も灰色9号で塗ってみたところ、ちゃんと塗料が乗ってくれましたので残りにも順次塗装していきたいと思います。



EvergreenのV-grooveプラ板を土台にしてサードレールを繋げました。ところでエバグリのプラ素材ですが最近ヨドバシ.comでの通販取扱がなくなってしまい、非常に困っています。



こちらはジャーマングレーでスプレー塗装しました。



次にガイドレールとランボードを追加したKATOのフレキを同じくジャーマングレーでスプレーしました。



最後におもちゃっぽかった港湾地帯のH鋼を近鉄オレンジで塗り直しました。あとはウェザリングでしっかり錆びさせればだいぶ良くなるかと思います。

15/6/29

週末が思いのほか晴れてくれたので、一気に塗装を進めました。



再開発ビル「西飯倉スクエア」は、赤坂インターシティ風に1.5mm幅のプラ材をタンに塗って上層フロアにもテラコッタのルーバーを追加。ついでに2Fのテラコッタルーバーも数を増やし、よりそれっぽくしています。



前回組んだGMのガーダーをクリーム色1号で塗装し、高架橋と組み合わせるとこんな感じです。やはりあるとないでは大違いですね。



港湾地帯にこばるのカラーコーンを西武レッド、EvergreenのH鋼を西武イエローでそれぞれ塗装して追加。鉄道カラーは基本色を少し落ち着かせたような色が半ツヤでラインナップされており、スプレー派の私は重宝しています。



昭和のビルCはレンガビルとし、朱色1号のベース塗装の上にフラットホワイトとミディアムグレイを混ぜたものでウォッシング。時間切れのため、今回は一面だけです。



1F部分はエナメル塗料で色差しし、製作記No.18で作成した東京メトロの駅名サインを追加しました。



一方同じくレンガの「交差点の建物C」をハルレッドとフラットホワイトを薄めて筆塗りしたのですが、うーん。どうもパッとしません。



次に陸屋根の一軒家のサッシ窓をEvergreenのプラ棒で作成しました。サッシ窓があると日本の家という感じが出ますね。



次に本体をパールグレー、屋根をミスティーグレー、サッシと玄関は白3号で塗装しました。本体はさらにパステルカラーを筆塗りする予定です。

さて他スケールや車両工作への浮気は禁止、と決めていたのですが気分転換に一回限りのプラモデル工作。Tomytecリトルアーモリーの「AKM」を素組みしました。



鋼鉄部分はジャーマングレイ、木製部分はマホガニーをスプレー。ベークライト製マガジンはアサヒペンの「カーキー」で塗装しました。アタッシェケース型の名刺入れと組み合わせて完成です。



2015年も半分終わりということで久しぶりに全体写真を撮ってみました。そして最後になりましたが、おかげさまで当サイトは15万アクセスを達成することができました。ありがとうございます。今後とも「それなりレイアウトの作り方」をどうぞ宜しくお願いします。

15/5/23

まずは建物コレ「喫茶店・カフェ」のカフェに手をつけます。



分厚い造形が目立つ正面部分を0.4mm厚のプラ板で作り直しました。ついでに屋根もプラ板で作り直しています。



次に高見沢サイバネティックスが(ファンのためにではないのは明らかですが)ネットで券売機の寸法を公開してくれているので、それを参考に0.5mm厚プラ板で切符売り場を作ってみました。券売機の上には斜めに設置された運賃表を設けます。超オーバースケールですがメトロの傘かけっぽいものも付けてあります。
肝心の券売機本体はまだで、パソコンで作って印刷したものを使う予定です。



ついでに東急西飯倉駅用(右)も作成しました。こちらは券売機周りにも傾斜がついている形態。

さて、ここからは作る側もご覧頂く側もあまり楽しくないと思われる、高架橋パーツの量産です。笑



製作記No.18の要領で、KATOの「複線ワイドラーメン架線柱」を高架橋のトラスに地道に加工していきます。



GMの架道橋4袋を切り出します。それにしてもバリが多いキットです。計画ではさらに4袋必要ですが、資金繰りと気力の関係上、とりあえず半分としました。



前回試作した際に気になった裏側の突起もニッパーとデザインナイフで全て削り取り、ヤスリで仕上げました。



GMのサードレールも追加購入し、台座を撤去。材質はABSですが特に曲げや折れに強いというわけでもなく、加工中にパキッといってしまうこともしばしば。普通にPS樹脂で作ってほしかったです。

さてTomytecから「駅前ビル(仮)」として細めのビル2棟と再開発ビルがアナウンスされました。あいにく総ガラス張りとはいきませんでしたが、ビル不足の西飯倉には願ってもない朗報で今から楽しみです。

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