レイアウト製作記 No.27

Nゲージレイアウトの製作記です。作業の進行にあわせて随時更新します。ストラクチャーは主にジオコレをベースに再塗装・改造を施して楽しんでいます。

19/04/15

今回は高架線、建物、小物と色々と手を付けました。



転居時に一部分解していた高架線は、今後の追加加工や転居を考慮して3つのブロックに分割しました。



まだ細かい調整が必要ですが、極力分離箇所が目立たないようにしています。



高架線と前回塗装を済ませた歩道を設置したところで、西飯倉の街並みの全体像を撮ってみました。



再塗装中の建物コレクション「デザイナーズアパート」を完成させます。前回あえて製品色を残したバルコニーは白が少し鮮やかすぎたためミスティーグレーで塗装、沢山あるガラリはクロームシルバーで色差ししました。



足元のベース部分はミディアムグレイ、後部扉は正面玄関の色に近いミディアムブルーで色差しして完成です。

さて次は転居前に進めていた東急西飯倉駅の続きです。この飯倉線の終着駅はGM「小型駅」を改造した駅舎と車いすスロープ付の自作ホームからなり、今回はベース塗装を済ませます。



駅舎は白3号、Evergreenプラ板で作成した駅舎内装は小田急アイボリー、ホーム屋根はミスティーグレー、ホーム壁は小田急アイボリー、ホームや駅舎のアスファルトはダークグレーです。



池上線の御嶽山駅をイメージした駅舎に駅名標を接着し、2mm幅プラ板を銀に塗装して金属の補強板(?)を再現しました。駅名標は後ほど余白を削ったものに換装予定。



Busch製のメルセデスベンツ・Cクラスを購入しました。スケールは1/160のため一回り小さく、5ナンバーセダン位の大きさにみえます。ボディは成形色ではなくちゃんと塗装されている一方、色差しはヘッドライトとフロントグリルのみと最小限。一見窓が抜けていないように見えますが黒味の強いクリアパーツで、心なしか少々"イカツい"印象。



テールライトやドアハンドルを中心に色差しを行い、シルバーの個体はヘッドライトを鮮やかな白で色差し直して表情を引き締めたほか、Bピラーを実車同様にブラックアウトしています。



ナンバープレートはGMの「住宅セット」に付属のステッカーを使用。内装パーツ(おそらくシャーシと一体)も塗り直したかったのですがうまく解体できず断念しました。



最後にマイクロエース03系が入線しました。0x系は前照灯が黒いケースに入っているので、ライトが点灯していないと点睛を欠くといいますか、実車の印象通りになりませんね。

19/02/12 - Draw Four

今回は久しぶりにジオコレの再塗装を主に行いました。



昨年10月に発売された建物コレ「デザイナーズ・アパート」を、デザイナーには申し訳ないですが全面的に塗り直します。写真には写っていませんが付属の機械式駐車機はジオコレとしては比較的シャープな出来で、追って組み立て予定です。



まずは玄関部分をマスキングし、アサヒペンのサンドでベース塗装しました。屋根は製品状態のままですが、落ち着いた良い色です。



製品では焦げ茶に塗装されている木製部分(玄関上・バルコニー壁)はタンで塗り直し、さらにレッドブラウンで軽くウォッシングしました。
細かい色差しはまだですが、製品の「デザイナーズ」的要素を活かしつつ、風景から浮かないようにできたのではないかと思います。やっぱりジオコレの改造は気軽にできて楽しいですね。



ついでに先日再販された「建売住宅B4」の水色屋根が悪目立ちしていたので、マホガニーで塗り直し。再販品は壁が妙に黄味がかっていることもあり、どことなくプリンやチョコバナナを思わせるカラーリングになりました。

さて、前回塗装の準備が完了した歩道パーツを一気に塗装してします。



まずはコンクリートタイル(こばる製品)をアサヒペンのパールグレーで塗装。



次にレンガ積みタイル(同じくこばる製品)をタンでベース塗装。



そして試作時同様にフラットホワイトとハルレッドを混ぜて薄めたものを上塗りして仕上げました。
次回はこれらの歩道パーツを実際にレイアウトに配置していきたいと思います。

18/12/11 - Get a room

久しぶりの更新となり申し訳ありません。仕事の繁忙期と転居が重なり、作業に手がつけられておりませんでした。
今回の転居により「レイアウト部屋」はなくなったので、レイアウトはリビングに設置することにしました。



リビングということで少しは(本当に少し、ですが)見てくれを考慮しようと思い、レイアウトボードがレイアウト台のデスクからはみ出ていた部分をカットしました。



レイアウトボードはスチレンボードそのままではありますが、お化粧のため断面を濃緑色で塗装しました。



歩道の最終的な配置を赤鉛筆でなぞってボードに転写したものの、赤鉛筆は粘度が高く(?)すぐ芯先が丸くなってしまう上、消しゴムや水では簡単に除去できず扱いに難ありで、このチョイスは失敗でした。もっとも転写自体は完了し、歩道パーツに付着した赤鉛筆をエナメル溶剤で拭き取り食器用洗剤で脱脂しました。これで歩道の塗装の準備は完了です。



そして道路の最終配置をトレーシングペーパーを使って転写しました。これをスキャンしてPCに取り込みます。



試しに取り込んだデータを印刷して出力したところです。今回の作業で寸法と道路同士が交わる角度をPCに取り込めたので、PC上で道路標示の作成が可能になります。



次に東急西飯倉駅の続きです。今回は新旧2タイプの駅名標を作成しました。おなじみ現行タイプ(下)は悩んだ末に大井町線カラーとし、幅狭仕様で作成しました。
クラシカルな旧タイプ(上)は一箇所アクセントとして吊り下げる予定で、実物でも自由が丘のホームに比較的最近まで残っていたのが印象的です。



飯倉線の主力、東急300の列車無線アンテナは取付穴を1mmに拡げて鉄コレ用を取り付けました。

18/08/06 - Slippery slope

今回は歩道はいったんお休みし、小さな駅の工作を進めます。



予告させて頂いていた東急西飯倉駅のプラットホームを作ります。まずは1mm厚プラ板を切り出してハコにしました。左側の切欠は車いすスロープ用のものです。



次に「プラノイタ(レンガ積み)」でテクスチャを追加し、プラ棒で最低限の装飾を加えました。スペースの制約上、車いすスロープはバリアフリー法の施行令を豪快に無視した設計になってしまっています。



ホーム上屋は前回KATO「対向式ホームA」を切り継いで作成しましたが、今回切り継ぎ直しを行い現実的な窓配置に修正しました(窓の開閉には難儀しそうですが…)。さらにディテールアップと切り継ぎ跡隠しのため、表面に薄いプラ平棒を貼り付けています。



前回切り継いだ屋根を乗せるとこうなります。まだまだのっぺりしていますが、今後のディテール工作で東急の小さな駅を作り込んでいきます。



次に海沿いに移ります。前回留置線を短縮した部分に1mm厚プラ板でプレーンなコンクリート敷き部分を追加しました。一面には切り欠きを設け、石畳エリアから登ることのできる小さな階段を設置しています。



前々回に屋根を作り直した「商業ビルA」は海沿いに移設し、屋根をミスティーグレーで塗装しました。



最後に東急300のシングルアームパンタを交換しました。Tomix製PT7113-Dから不要な避雷器をデザインナイフで切除して使っています。いずれ列車無線アンテナも付けないとですね。

18/07/09

今回はまず長年の課題である歩道から手を付けました。



前々回切り出した歩道を両面テープで仮固定しながら寸法を調整します。平行を出す際には長めのステンレス定規が活躍しました。道路は意図的に直角に交わらないようにしている関係で、角度に合わせて歩道パーツをカットする等の細かい調整に時間を取られました。



リノベ倉庫周辺のエリアはヨーロッパ風の石畳にします。前々回の試作時とほぼ同様、こばるの「プラノイタ(青海波模様)」に粗いペーパーをかけてダークグレーで塗装し、薄めたフラットホワイトとミディアムグレイでウォッシングしました。継ぎ目は極力わからないように模様を合わせています。



海沿いには「プラノイタ(レンガ積み)」を灰色9号で塗装した遊歩道を追加しました。ついでに暫定的な水面として0.5mm厚プラ板を切り出し、黒く塗ってあります。



次に階段のみ先行製作していた東急西飯倉駅のホーム上屋を作ります。ベースにはホーム幅がちょうどいいKATO「対向式ホームA」を選びました。屋根の高い「近郊型」ではなく昔からある方で、ディテールは相当あっさりしています。



屋根と壁パーツを必要な長さに切断し、駅舎・仮プラットホームと組み合わせたところです。次回は肝心のプラットホームに着手する予定。



再び海沿いに戻り、留置線の加工です。全体のバランスを考慮すると線路がやや長すぎたので、金属用ニッパーでレールを切断し、Tomixのワイドトラムレールを70mm分切り詰めました。



高級車といえばアイボリー系の内装という個人的なイメージにしたがい、カーコレ第15弾のクラウンに小田急アイボリーで塗装した0.4mm厚プラ板を入れてみました。対比用のティアナ(写真後ろ)と比較すると窓がハッキリしてシャープな印象になり「アイライン」効果を狙うことができます。(アイラインとレイアウト映えについては「鉄道模型おきらく研究室」さんの先行研究をご覧ください)。一方で今までごまかせていた内装および乗員の不在もバレてしまうので、好みが分かれるところかもしれません。



最後に前回衝動買いしてしまったED14です。PS14はKATO品をアサヒペンのメタルプライマーを吹いた上で灰色9号で塗装しました。塗装したパンタが乗ると一気に引き締まりますね。

18/06/16 - realpolitik

今回は海沿いに手をつけます。



まずは留置線に留置(放置?)されているTomixのタキ25000を密自連TN化しました。



タキ25000にレッドブラウンをエアブラシしてウェザリングしました。



建コレ「倉庫B」を改造中のリノベ倉庫は予定通りハコの大きいカフェにする予定で、現在内装のレイアウトを検討中です。完成後に屋根をカパッと外して内装を見ることができるように固定用のリブを除去しました。



ついでに屋上換気扇を伊豆急ペールブルーで塗装しました。なかなか可愛らしい色合いです。



カーコレ第15弾のクラウンについて、ナンバープレートの白塗装をフラットブラックで塗りつぶしたあと、外交官ナンバーを印刷して貼り付けました。作成にあたっては「ミニチュアカーミュージアム」さんが公開してくださっている「ナンバープレート作成」を利用させて頂きました。
もう1台のバン(L319)にはGM「住宅、公団ステッカー」のナンバープレートをそのまま貼っています。



前回トレーシングペーパーで型紙を作っておいた歩道部分について、プラノイタを切り出しました。



以前解体時に壊してしまったTomix「商業ビルA」の屋上パーツをこばるの「プラノイタ(コンクリート壁)」で作り直しました。



最後に私鉄電機ならではの可愛らしいカラーリングに一目惚れしてしまい、ED14(近江鉄道)を購入しました。繊細な手すりは白3号で塗装し、ナンバープレートはうまくはまらない突起を削り落として接着剤で固定しました。パンタグラフはいずれグレーに塗装予定。

最後になりましたが、当サイトはおかげさまで累計22万アクセスを達成することができました。いつもご覧いただきましてありがとうございます。

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