レイアウト製作記 No.26

Nゲージレイアウトの製作記です。作業の進行にあわせて随時更新します。ストラクチャーは主にジオコレをベースに再塗装・改造を施して楽しんでいます。

18/05/29

ウェザリングのために高架線を一旦移動させているので、その間に歩道を作っていきたいと思います。



まずは主要な道路配置を確定させ、必要な寸法を測量しました。沢山引っ張り出したクルマたちは風景に対して明らかに数が過剰で、ボードの大きさ等とのバランスがいかに大切かがよく分かる写真になってしまいました。笑



測量結果を基にこばるのプラノイタ「コンクリートタイル1」「レンガ」を切り出しました。右端は試作段階で使用予定だった津川洋行の「レンガ150」です。



歩道の形が不規則な部分はレイアウトボード上で現物あわせの調整をしたあと、トレーシングペーパーで写し取って切り出しに備えました。



今回こばる素材に切り替えたレンガはタイル試作時と同様、タンベースにフラットホワイト+ハルレッドのエナメル塗料で塗装し、ベージュとピンクの中間のような色合いを再現しました。



さてタイルつながりでもう一つ。こばるから先日発売された新製品、プラノイタ(青海波模様)です。青海波とはなかなか素敵な和風の表現ですが、個人的にはこの敷き方はどちらかというと「ヨーロッパの石畳」のイメージがあります。日本でも汐留イタリア街などでみられます。



まずは少量を切り出し先行試作してみます。そのままだと表面がツルツルで天然石にみえないので、粗いペーパーで表面を荒らし、よく洗いました。



ダークグレーのベース塗装後、薄めたエナメル塗料のフラットホワイトに少量のダークグレーを加えたものでウォッシングして出来上がりです。(右半分は比較用にウォッシングなし)



次にWikingのキャンピングカー、Wohnwagengespanneを購入しました。今回こちらをエアストリーム風に仕立てます。



まず分解したところです。ドイツらしい(?)パーツ同士の合いの良さに感動します。少量の接着剤が併用されていたようで、解体中に短い方のガラスパーツが割れてしまいました。



銀色でスプレー塗装し、クリアーレッドとクリアーオレンジで色差し。短い方はガラスを透明プラ板で作り直しました。レイアウトではアウトドア用というより、店先を彩るアクセントとして使用する予定です。最近実物では、デザイン的に通じるものがある国産のルーメットが同じような用途に使われているのを時折目にするようになりました。

18/05/06

多忙な日々が続き4ヶ月にわたり更新ができておらず申し訳ありませんでした。
今回はまずelevated railwayのウェザリングから着手します。



フラットアースにフラットレッドを加えてエアブラシで吹き付けました。汚しといっても「ジャーマングレイの濃い色をくすませながら明度を上げればOK」くらいのつもりで、鉄骨部分の汚しはあっさり目に抑えています。



西飯倉三丁目駅も同じ色でウェザリングしました。こちらは少々やり過ぎてしまった気もします。



次に東急西飯倉駅ホームに着手しました。まずは階段をEvergreenの1mm厚プラ板を切り出して作ります。階段作成は厚めのプラ板の切り出しが続くため手先の不器用な私にはツライ作業。右は比較用のGM「都会型対向式ホーム」の階段パーツです。



ついでに駅舎内部の配置を考えてみました。こうみると改札口の広さと比べて階段が妙に幅広なのが気になりますが、立派な階段は終着駅としてのプライドの表れということにしましょう。あとは駅舎にお手洗いがありませんので、今のところホームの途中に設置しようと考えています。



東急西飯倉駅構内の車止めにはFineTrack「エンドレールE」を使用しています。製品状態では終端部分のバラストが大盛り(右)になっていますが、面積に余裕がないためこれらをコンパクトにカット(左)しました。



最後に前々回の北大阪急行7000の続きを。こばるの「落書きデカール」をもう1枚購入し、反対側に貼って完成です。

18/01/09 - OK Google

あけましておめでとうございます。年末にかけて多忙な日々が続き、作業が進められておりませんでした。
今回はごくわずかですが、看板・ポスターを作成しました。



カフェ「UPSTAIRS COFFEE ROASTERS」の看板を作成して縮小印刷しました。シンプルな階段の図にUnicodeのコーヒー絵文字を重ね、モノトーンでまとめました。



次にサブウェイの『世界の食シリーズ』(2012)のパロディとして、同時発売「ダブル・アイリッシュ」&「ダッチ」の店頭ポスターを作成しました。あまり違和感なくできたような気がしますがどうでしょう?




お遊びで銘板(?)を作成、スチール脚に貼り付けました。ちょっと赤は派手すぎましたかね。



最後になりましたが本年も「それなりレイアウトの作り方」をどうぞ宜しくお願い致します。

17/10/10 - '80s NYC subway car(-ish)

こばるの新製品を使って70年代〜80年代のニューヨーク地下鉄風の車両をお手軽に作ります。
北急ファンの方はご覧にならないほうが...良いかもしれません。




こちらが種車の北大阪急行7000です。第三軌条集電であることに加え、戸袋窓がなく素っ気ないほどシンプルな側面が米国の地下鉄を思わせます。方向幕を黒で塗りつぶした以外は製品状態です。



そこへ
先日発売されたこばるの「落書きデカール」からグラフィティの出来が良いものを選び、貼り付けました。片面*2両を貼り終えたところで使い切ってしまい、逆側はまた次回に持越しとなりました。



プラ成型色のままだった床下機器はダークグレー、先頭車両の
ダミーカプラーはミスティーグレーでそれぞれ塗装しました。



もちろん、器物損壊を容認ないし美化するつもりはありませんが、良くも悪くもニューヨークのひとつの時代を象徴する存在であり、その魔力に惹かれるものがある方もきっといるはず。



さて、次に都営10-000の内装に移ります。実車の暖かみのある内装張りの色合いを再現するため、前々回の小田急アイボリーを下地として活かし、フラットホワイトにデザートイエローとレモンイエローを加えたものをエアブラシで吹き付けました。



こちらがエアブラシ後の内装パーツを組み入れたところです。小田急アイボリー単色のクールな印象から、少しは新宿線っぽくなりましたでしょうか?



最後にTomixの「商業ビルA」を再塗装します。例によって接着剤でガチガチに組まれておりガラスパーツを取り外すのに一苦労、屋根は分解の過程で失われてしまいました。



本体はガルグレーで塗装、小物類もベース塗装まで済ませました。今回は時間切れでここまでです。

17/09/10 - オールスタンディング

暑さも和らぎ、過ごしやすい季節に変わりつつありますね。
さて、今回の課題である雑居ビルのカフェのイスは一脚試作したものの量産できる自信がなく、とりあえずはあきらめてそれ以外の小物を作ることにしました。



まずはFallerの「Assorted Goods」より、コーヒー豆を保管する缶と麻袋のつもりです。手前側の梱包材?は次回旅行鞄に化ける予定。



缶をシルバー、麻袋をタンで塗装して配置しました。観葉植物はEvergreenの丸棒にヤスリで軽くテーパーをつけ、天面をフラットアースで塗装して微量のコースターフを接着したものです。ついでに出来の悪かったキッチン台は撤去してしまいました。



お店のドアはModel Powerの「The Sullivan's」の玄関パーツをタンで塗装し、フラットアースでドライブラシして作成。ついでに壁にかけるモノクロ写真を縮小して印刷し、貼り付けました。



カフェの定番、ペンダントライトは0.5mmの極細プラ棒に、余剰パーツとして取ってあったKATO「複線ワイドラーメン架線柱」の碍子を加工して組み合わせました。塗装はダークグレーのベース塗装のあと、ランプ部分を濃緑色とフラットホワイトを混ぜたレトロなペールグリーンで筆塗りしています。



これにてひとまず、(イスがありませんが)雑居ビルのカフェは完成としました。銀色の缶が照明をよく反射しているのがなかなか綺麗です。



下から見上げたところ。光量はお店全体を明るく照らすには全く足りませんが、照明の見え方としては割とそれっぽくできたと思っています。

UPSTAIRS COFFEE ROASTERS (カフェ)
住所 西飯倉2丁目
店主のおすすめ エチオピア、水出しアイスコーヒー
Now Playing Donald Byrd - 6M's
店名の由来等  

さて、今回はカフェ以外にもいくつか手をつけています。



西飯倉三丁目駅にホーム端の柵を設置しました。パーツはGM「洗車台」より調達、本体にならい小田急アイボリーで塗装しています。



鉄コレから待望の都電7000が発売されました。車高も低く全体的な出来はとても良いです。
さてまずは正面からも目立っている鮮やかな緑色の内装をなんとかしたいですね。



実車は緑色なのは座席モケットだけで、仕切り板はアイボリー、床は茶色です。そこで私は一番目立つ仕切り板に合わせることにして、小田急アイボリーで塗装しました。同時に床下機器はダークグレー、パンタグラフとクーラーはバリを取ってミスティーグレーで塗装し直しました。



最後にこばるの路面標示インレタを試しに使ってみました。ベースは以前作成したストーン調スプレー下地で、なかなか良い感じです。ただプラ地に転写方式はどちらかというと標示類よりも車線の表現で難儀しそうで...考え中です。

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