レイアウト製作記 No.6

Nゲージレイアウトの製作記です。作業の進行にあわせて随時更新します。

08/8/2

今日も暑いですね。



緑化作業はまだまだ進行中ですが、右半分はほぼ完了しています。明緑色はやっぱりいいですね。コースターフの粒は大きいので、ターフの調子で撒いてしまうとくどく見えるようです。



緑褐色・土色の上に明緑色のコースターフを撒いた所の乾燥後の写真です。土色のターフは暗い色ですが、近くに明緑色が存在する(ターフ全体を覆うように撒く必要はない)ことでちょうどいいバランスになっていることがわかります。



個人的に結構気に入っているのがこの枯草色を使った組み合わせです。コースターフはターフのあとに散布するのが定石ですが、ここではあえて先に枯草色のコースターフを撒き、緑褐色のターフを上から撒いて色を落ち着かせて、さらに上から明緑色のコースターフを撒いています。



あと田んぼに水を張っておきました。いつものようにグロスポリマーメディウムの筆塗りです。ちなみにリキテックスの商品は今月から値上げしたらしいですね。



コントローラー類を置く板を追加しました。レイアウトボードの下に入り込むようになっています。いずれボードと同じ深緑の水性塗料で塗る予定です。



最後に車両と車を出して記念撮影。HEの顔にピントが合わず残念。

08/7/19

緑化の続きです。今回は以前ターフを散布したところにコースターフを撒きました。今回の写真も水溶液滴下前なので、乾燥後の色合いは若干変わる可能性があります。


緑褐色→若草色/コースターフ明緑色
多用していた緑褐色と若草色の組み合わせは、実は意外に暗くてあまり綺麗な色合いではありませんでしたが明緑色のコースターフを追加したところ一気にいい感じになりました。


緑褐色→若草色/コースターフ緑色
こちらは明緑色ではなく、緑色のコースターフを使った例です。緑色のコースターフは本来は鮮やかな色なのですが、緑褐色と組み合わせると鮮やかなのか暗いのかよく分からない色合いになってしまいました。


土色→緑褐色/コースターフ明緑色
明緑色は茶系と非常に相性がいいようで、暗くなってしまいがちな緑褐色ともマッチします。ただしどっちもくすんだ色なのでちょっと変化に乏しいかもしれません。


土色単色/コースターフ明緑色
そのままでは暗すぎる単色もこの通り、いい色合いになります。土色と明緑色のコントラストが適度でおすすめの組み合わせです。


緑褐色→草色/コースターフ明緑色
草色とコースターフ明緑色の色の相性が悪くイマイチです。草色には緑色のほうが合います。


草色→若草色/コースターフ明緑色
悪くはないですが、鮮やかな若草色に対してコースターフの色がくすんでいるので、色の違いが結構目立ちます。


草色→若草色/コースターフ緑色
コースターフの緑色はターフの若草色によく似た色合いをしています。


コースターフ緑色単色
とても鮮やかで夏っぽい色合いです。


コースターフ枯草色
ベースがどんな色であれ、ターフの後に上から散布すると色が明るすぎて浮いてしまいます。



最後に、田んぼを薄めたフラットアース(アクリル塗料)で筆塗りしました。以前濃い色でやったところ失敗だったので、このくらいのほうがいいようです。

08/7/6

もう7月になってしまいました。



さて今回の課題は緑化です。「作り方」に具体的な散布例が1パターンしかない怠慢を反省して様々なパターンを試し、写真を撮ってみました。ただしこれは水溶液滴下前なので、乾燥後は色調が若干変わる可能性があります。


緑褐色→若草色
今回一番多用した組み合わせです。緑褐色は地面の色となじみ、ふちにはもってこいの色です。


緑褐色単色
単色のなかでは一番さまになります。


緑褐色・土色
これもなかなかおすすめの組み合わせ。特に茶色っぽい地面に合います。ただ暗いといえば暗い。


土色単色
単色では暗すぎるようです。


緑褐色→草色
草色は鮮やかで色も濃く、結構目立つ。そのため若草色に比べると少しうるさい。


草色単色
単色だとどぎつい感じ。


草色→若草色
鮮やかで明るい夏っぽい組み合わせ。おすすめ。


土色→緑褐色→草色→若草色
「作り方」に掲載している総力体制の撒き方です。

こんな感じです。乾燥したら「作り方」のほうにまとめたいと思います。

08/6/15

久しぶりの更新になってしまってしまいました。お詫びします。



線路の塗装し直しの続きです。缶スプレーによるパールグレーのベース塗装の上に、フラットホワイトにバフを混ぜたものをエアブラシで吹いて明灰色のバラストに色調を近づけます。



そして前回新たにバラストを撒いた部分にもアクリル塗料のフラットホワイトにミディアムグレイを混ぜたものを吹きました。「作り方」通りです。



アクリル塗料のバフ:フラットアース=1:1をエアブラシで吹いて完成。明灰色は塗装前は明るすぎるように見えますが、塗装するとちょうどいい感じだと思いませんか。



塗り直した部分はこうなりました。明灰色には敵いませんが、茶色の発色もまずまずです。



さて、今回は岩にも挑戦してみました。今回はプラスターではなく、東急ハンズで購入した小石くらいの大きさのコルクを使います。上の袋で\185と安価で、これだけあれば足りなくなることはないでしょう。



岩場にしたいところに紙粘土を塗り(5mm厚くらいに厚塗りしました)、コルクをまんべんなく敷きつめます。岩っぽくするために大きめのコルクを目立つように配置するといい感じになります。次回にはグレーを筆塗りするつもりです。



線路の再塗装を行った三ノ瀬駅です。三ノ瀬駅のホームはKATOのローカルホームセットを組んだものですが、長く放置してきたためパーツが折れたり取れたりして酷いことになっています。

そろそろ前半分の緑化に入りたいところです。

08/5/25

作業再開以来ずっと放置していた前半分の作業に移りました。



作業に入る前に、手前の建物を全て撤去し、筆と掃除機を使って1年分のホコリを除去しました。



手前の線路はエアブラシで塗装してありますが、最近作業したところと比べるとかなり色が濃いので、塗装し直すことにしました。パールグレーをスプレー塗装したあと、より明灰色に近い色をエアブラシで吹いて調整する予定です。今回はパールグレー塗装まで終わらせました。



次に駅から港方面に向かう辺りのバラストを散布しました。「作り方」の要領で撒き、ボンド水溶液滴下まで終わらせました。



田んぼにアクリル塗料のマホガニー単色を薄めずに塗り、グロスポリマーメディウムを上塗りしました。あえて暗い色を使うことで水面っぽくなるのを期待しましたが、どうやら失敗のようです。無難にフラットアースを薄めて塗るべきでした。点々はエナメル塗料(フラットイエロー+濃緑色)を爪楊枝の先につけて表現した苗です。

08/5/18

しばらくレイアウト製作から遠ざかっていて更新ができず申し訳ありませんでした。

まずヤードの地面で気に入らない部分の修正を行いました。特に気になっていたのはツヤです。ヤードの地面を作ったのはかなり前のため、紙粘土が厚塗りで表面がツルツルしてしまっている上、前回塗装に使ったスモークがつや消しでなかったことも合わさって結構テカリが目立っていました。



そこでエナメル塗料のフラットベースを原液で薄く筆塗りしました。これがかなり効果的で、表面が一気につや消しになりました。ただ後から知ったのですが、フラットベースはその性質上、薄め液が足りなかったり、攪拌が足りなかったりすると白化(カブリ)します。今回は薄めずに塗ったので、乾燥後見事に真っ白になりました。どうやら私が思っていた「筆塗り版つや消しクリア」として使うのは難しいようです。



結局、エナメル塗料のフラットブラックをかなり薄めて塗り直しました。しかし乾燥してみると今度はフラットベースが再び白化してしまい、何度か塗り重ねて今の状態になりました。色合いは気に入っていますが相変わらずムラが酷いので、要修正です。



バラスト散布の続きです。ポイント周りのバラストを撒きました。小さな容器にバラストを入れ、バラスト散布の時と同じような感触になるまでマットメディアムを追加してよく混ぜます。通常のバラスト散布より増して手にくっつくのが厄介です。ある程度撒いたら手を洗い、整形するとうまくいきます。



そして前回作業した部分とあわせてエアブラシで塗装しました。まずは枕木のこげ茶を薄めるために、フラットホワイトとマットミディアムを混ぜたものを吹きました。



次にフラットアース:バフ=3:1に混ぜたものを吹きました。これも作り方通りの比率ですが、明灰色の上には若干濃い気もします。



最後にJunk Yardまわりの地面を作りました。発泡スチロールを接着した跡があり表面がデコボコしていたので、表面を厚紙を貼り、その上に紙粘土を薄く塗りました。表面が荒れている場合、その上に紙粘土を塗って平滑化しようとすると厚塗りになってしまうので、こうするのが正解です。

08/5/1

前回進展が少なかったぶん、色々と進めました。



まず、ヤードの汚し塗装を行いました。使ったのはアクリル塗料のスモークで、溶剤で薄めて全体に筆塗りしました。紙粘土で作った地面は塗料を吸収するため濃くなりがちなので、かなり薄くします。線路周りは一部若干濃くしたものや、フラットブラックを薄めたものを塗り重ねました。この写真だとかなりムラが目立ちますね…。



ヤードのストラクチャーは、Bachmann Plusのキット「Coaling & Sand Complex」で、経験者向けみたいなことが書いてありますがGMのキットと難易度は変わりません。ずいぶん前に組んだキットで、レイアウトを作っているあいだに色々なパーツが折れたり無くなったりしています。ちなみに飛行場近くの貯水塔もBachmannの完成品(Water Tower)です。



次にバラスト散布に備え、3mm厚のバルサ材で線路周りのかさ上げをしました。このかさ上げ作業、今まではバラストの節約のために積極的にやってきましたが、枕木の高さまでかさ上げ材があるとバラストが撒きづらくなることが分かったので次からは土台部分のみかさ上げしようと思います。



そしてバラスト散布。詳しくはレイアウトの作り方をご覧ください。



またJunk Yardとそれに向かう道の地面を紙粘土で作りました。坂道は厚紙(私は方眼紙を使っています)を接着してからその上に紙粘土を薄く塗っています。紙粘土だけで斜面を作ると表面がデコボコになるので避けたほうがいいです。次回はお稲荷さん周辺の地面にも着工したいですね。



そしてまた水が変なところから沸き始めました。暗渠の入り口はWoodland Scenics製「Random Stone N Culvert」の下半分を折り取ったものを使用しています。シーナリーが出来てくれば違和感は半減する…と思いたいです。

08/4/27

ジオコレで漁港シリーズが出るということで、今回は再び港に戻ってきました。



まずボードウォーク風の張り出しを塗装しました。アクリル塗料のジャーマングレイをスプレー塗装したあと、エナメル塗料のフラットホワイトとフラットアースでドライブラシしました。



次は側壁の木部の塗装を行いました。ベースはアクリル塗料のウッドブラウンのスプレー塗装で、フラットブラック及びフラットホワイトのエナメル塗料でドライブラシしています。特にフラットホワイトは一気に木っぽさが出ておすすめです。



桟橋を大小2種自作しました。EVERGREENのPassenger Carとのプラ棒の組み合わせです。プラ棒は今回、タミヤ製の1mmx1mmのものが手に入ったのでそちらを使ってみたのですが、EVERGREENのプラの軟らかさに慣れるとかなり硬く感じます。



置くとこんな感じです。大きいほうはまだ形態をいじる予定なので塗装していませんが、小さいほうは側壁の木部と同じようにウッドブラウンをベースにドライブラシして完成させました。ちょっと分かりにくいですが船の後ろにいます。仮組みの船はGM製の漁船、積荷はジオコレの町工場Aに付属の小物です。



もちろん、ヤードの塗装も行いました。結局アクリル塗料のフラットホワイトを薄めて筆塗りしました。あとは線路周りを中心に薄い黒で汚す予定です。

今回はこまごまとした作業ばかりになってしまいましたが、できれば次回はバラスト散布といきたいところです。

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