レイアウト製作記 No.16

Nゲージレイアウトの製作記です。作業の進行にあわせて随時更新します。ストラクチャーは主にジオコレをベースに再塗装・改造を施して楽しんでいます。

13/9/16 - Appetite For Destruction

レイアウト着工から丸10年が経ち、着工当初とは「作りたいもの」がだいぶ変わってきました。
今回、思い切ってレイアウトの後ろ半分を1から作り直します。



こちらは着工当初のレイアウトです。当時はぼんやりと昭和30年代の田舎を作ろうと考えていたと思います。



そしてこちらがレイアウトの現在の姿。青で着色した部分が今回作り直しを行う部分です。最近重点的に作業していた駅前エリア、波止場エリアはそのまま残します。作り直しは以下の思想に基づいて行います。

1. 走行度外視、街並み重視
・エンドレスの線路配置をやめる
・線路を減らす (ヤードの廃止)
・ボードと並行した線路配置を見直す

2. 都市型
・地下鉄が似合う高架線(elevated railway)の作成
・現在主役級の波止場エリアを超える、見所の多いエリアへ

更地にしてしまう前に、何枚か写真を撮って思い出に残しておきたいと思います。



まずはヤード周辺。線路が6本並行しており、やはり詰め込み過ぎた感があります。



次に地鉄の小さな車庫。この佇まいは気に入っているのですが、新しい線路の通り道となるため一度撤去します。



さて、工事開始です。まず線路と地形を剥がし、彫刻刀で表面の残骸を削り落とします。手が傷だらけになってしまいました。笑



それでも残るバラストやボンド跡は、タジマの「アラカン」で削って更地にしました。



最後に線路を購入して現在鋭意プランニング中です。次回は線路配置を確定させ、製作を進めていきます。完成は遠のきましたが、"なんとなく気に入らないからリセット"ではなく、明確な構想のもとに再開発を進めて参りますので、今後とも「それなりレイアウトの作り方」を宜しくお願い致します。

13/8/13 - Sugar-coated Shirley Temple nonsense

今週も猛暑日が続きますね。今回は街コレ商店の改造と、内装を含むディテールの作成を行いました。



こちらの建物は古民家を改装したバーという設定です。街コレ第3弾の「八百屋」と「魚屋」を組み合わせて再塗装したもので、製作記14で入口部分をくりぬいて一部ガラス張りにしています。今回はこれに再度手を加えます。



ガラス張りの部分を広げるため、側面パーツの下から1.4cmをカットして断面をフラットブラックのエナメル塗料で塗ります。



不器用な仕上がりでお恥ずかしい限りですが、Evergreenの0.4x0.5mmの極細プラ角棒とPlastructのL型鋼2.4x2.4mmを使用して窓枠を製作しました。
店先の自転車はTOMIX「自転車2(カジュアルタイプ)」のカゴを除去し、エナメル塗料で塗り直したものです。



テラス部分をEvergreenの"Passenger Car"プラ板とタミヤの1mm角棒で作ります。例によって粗めの紙ヤスリで木目方向にヤスって表面を荒らしています。
樽は隣のカフェと同じく(芸がないですね…)、Model Power「Fences, Barrels & Lumber Kit」より調達しました。



窓枠をエナメル塗料のフラットブラックで筆塗りするとこうなります。一気に印象が引き締まりますね。



次に簡単に内装を作ります。床、壁、カウンター(ただの箱です)は0.4mmプラ板より作成。壁とカウンターはマホガニーをスプレーし、エナメル塗料のハルレッド・フラットアースを筆塗りして色に深みを加えています。床はモルタルをイメージし、ロイヤルライトグレイのスプレー塗装後にフラットホワイトとミディアムグレイを混ぜたものを塗り重ねました。

イス(bar stool)は先ほどのPlastructのL型鋼+Evergreenの極細ロッド素材+タミヤの2mm丸棒を薄切りしたものを組み合わせて作成。座席はどうみても浅すぎるのですが、外からはよく見えないのでこれでよしとします。塗装は座席部分はハルレッド・フラットレッドを混ぜたマルーン色、支柱部分はクロームシルバーとしましたが、後になってみると牛丼屋さんのイスみたいなカラーリングですね。



テラス部分の塗装はまずオリーブドラブをスプレー、レッドブラウンのドライブラシを加えて仕上げに薄めたフラットアースでウォッシングし、落ち着いたダークブラウンにまとめました。
樽はライトアンバーでスプレー塗装し、上から薄めたフラットアースを筆塗りしています。バーテンダーはKATO「トワイライトエクスプレス乗務員(ダイナープレヤデス)」より。



最後に窓ガラスとして透明プラ板を切り出し、ゴム系接着剤で接着しました。



こうしてバー「Orwellian」がとりあえず完成しました。ただ、イスはやはり木製のほうがオーセンティックに仕上がったかな…など悩みは尽きません。看板類の製作も含めて、まだまだ遊べそうです。

13/7/8 - TOMYTEC「商店長屋」で遊ぶ

今週末は蒸し暑くなりましたね。今回は製作記14で改造した建物コレ「商店長屋B」を中心に手を加えます。



まず0.4mm厚プラ板にストーン調スプレー(ピンクグラナイト)を吹いてざらついた下地をつくり、アクリル塗料のミディアムグレイを筆塗りして歩道部分を作りました。



まずは一番左のバルのドアの把手、店先の看板等を0.4mm厚プラ板で簡単に作成。立てかけ式のボードにはスペインビール「Alhambra」のロゴを縮小印刷して貼りました。鉢植えはEvergreenのバラエティパック「217 Rod & Tube Assortment」のパイプ材から作りました。裾絞りになるように金属ヤスリで削り、上面をフラットアースで塗ってプラの厚みを隠して、最後にマットメディウムで微量のフォーリッジを接着して完成です。

左から2店舗目は店舗全体をスカイで筆塗りして印象を変えました。その右のインド料理店は前回のままで、カレーのメニューをみているサラリーマンを1人追加したのみです。



一番右のブティックにも小物を追加。おなじみの立て看板を0.4mm厚プラ板を切り出して作り、ミディアムブルーで塗りました。鉢植えは前述のエバグリ素材を使って同様に作り、ジャーマングレイ塗装をベースにミディアムグレイのドライブラシをかけています。



ついでにカフェの立て看板も新調しました。ところでこの類の立て看板について、ちょっと溢れ気味の現状を取材した記事を発見。面白いので街並み好きの方はぜひ。



バーにも鉢植えを追加しました。街コレ付属品を加工した下町チックな鉢植えと良いコントラストを見せています。これもさらに手を加えたいお店の一つ。



最後に念願の?KATO「学生」を購入。いつの間にかPreiserケースからブリスターパック仕様になっていました。内容は学ランの男子生徒とセーラーの女子生徒で、繊細な造形と着色が気に入っています。いつかはCR戸崎駅さんのように人形の塗り替えもできるようになりたいものです。

13/6/2 - 水面の色再考

色と質感が微妙だった水路を塗り替えます。今まで水面の色は濃い色で塗ってきましたが、今回あえて薄めの水の色に挑戦してみました。



凸凹していた水面を透明プラ板を貼り付けてリセットします。



とりあえずスカイを筆塗りしましたが、薄すぎますね。そして案の定、紙粘土を塗った部分とプラ板の部分の発色が違います。



発色・質感統一のためにグロスポリマーメディウムを全体に筆塗りしたあと、乾いた後にスカイに微量のロイヤルブルーを混ぜたものを筆塗りしました。



最後にグロスポリマーメディウムを塗って完成。



薄めたミディアムグレイをムラを残して塗っていた貨物ホームは、やや濃いめのミディアムグレイで筆塗りして表現を他と合わせました。



化学品メーカー「備防化学(株)」の看板を作ります。Excelで作成して印刷したものを、薄めたフラットアースでうっすらドライブラシして0.4mm厚プラ板に貼り付けました。マットメディウムで貼り付けて完成。



タイル張り替えのため撤去していた路地のディテールを再度固定しました。神楽坂とまでいかなくても、ちょっと冒険気分で入っていく小さな裏路地の雰囲気が出せたでしょうか。上着を手に抱えて歩く紳士はPreiser「79114 Geschäftsleute」より。



この人形セットは格好いいおじさんが揃っていておすすめです。上は最近できたバー「Orwellian」をチェックして今度来ようかなと思っているおじさん、下は休憩中のフィルムノワールな紳士。

最後に、おかげさまで当サイトは8万アクセスを達成することができました。ありがとうございます。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

13/04/30 - All Gold Everything

今回はずっと改善したいと思っていた踏切横のカフェを完成させます。



これが加工前のカフェの様子です。場違いなジオコレ街灯は論外として、どことなく間延びした店構えと地面表現がいまいちしっくりきませんでした。



そこでまず、Nochのシーナリーシート「57440 N Steinmauer, grau」を使って石畳を敷きます。価格は少々高めですがNスケール用のかなり細かい印刷がされており、3Dを謳うだけあって立体感もピカイチ。



タイル一枚一枚がしっかり立体的に印刷されているので、地面との境界になる部分は直線にせずタイルに合わせてカットします。



糊付きなのでそのまま貼り付け、きわの部分を薄めたフラットブラックを筆塗りしてなじませました。



建物本体もアースホワイトを筆塗りしてブルーの面積を減らし、全体の雰囲気を落ち着かせました。

あとはアクセサリーを再配置して完成。店名はdrunk dialを直訳した「Appeler en état d'ivresse」としました。少し古い建物を改築した入りやすく、かつ賑やかすぎないカフェという設定です。



さて、先ほどの石畳を波止場周辺にも敷きました。今度は薄めたフラットアースのエナメル塗料でなじませています。



タミヤの1mm角棒で桟橋に脚を追加してかさ上げし、用意してあった小屋を載せます。階段は0.4mmプラ板を積み重ね、側面を0.2mmプラ板でフタしてお気軽に自作しました。この写真では見えませんが上の階段にはGMの「洗車台」より調達したゴツめの手すりがついています。塗装はライトアンバーをスプレー塗装のうえ、薄めたフラットアースを筆塗りしました。




ついでに、駅前商店街もKATOのシーナリーペーパーを剥がしてNoch製品に換装しました。



最後に丸の内線02系が入線しました。今後も地下鉄車両を増備する予定なので、彼らが似合うエリアを作ってあげたいものです。

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