レイアウト製作記 No.24

Nゲージレイアウトの製作記です。作業の進行にあわせて随時更新します。ストラクチャーは主にジオコレをベースに再塗装・改造を施して楽しんでいます。

16/11/06 - Meet the new boss

ようやく仕事も落ち着いてきましたので、西飯倉三丁目駅の続きに戻ることができました。



まずはTomix高架を継ぎはぎして作っているコンクリート高架の断面を0.7mmプラ板でフタしました。



パールグレーで塗装し、同様に断面をタッチアップしたホームをマットメディウムで組み立てました。



駅構内の内壁をEvergreenのプラ板とPlastructのL字鋼で追加しました。今はとりあえず仕切りをつくった段階ですが、これから自動券売機や改札に面した窓口などを追加していきます。



前々回作成した構内サインのアルミフレーム部分を銀で塗装し、サインでサンドイッチしました。おなじみ蛍光灯内照式の分厚いタイプをプロトタイプとしており、真鍮線か極細プラ丸棒で天井から垂らすつもりです。ついでにサインに記載の出口番号は無理やり出口2~3としていたところをおとなしく出口3に変更。もっともメトロでも地上駅の出口名称には番号ではなく方角を充てるのが一般的のようです。



駅名表示板も同様にフレーム部分を塗装してマットメディウムで固定しました。
今回の作業はここまで。今後ホームのラインカラーやベンチ、構内のアクセサリーなど楽しい要素がいろいろと待っていますので、楽しみに進めていきたいと思っています。

16/10/01 - お詫びとおしらせ

3ヶ月にわたり更新ができず大変申し訳ございませんでした。転勤先が思っていた以上に忙しいところで、趣味の時間が取れておりませんでした。



結局街づくりは進めることができていないのですが、ひとつ幸いなことにGMの公団住宅(完成品の方)にそっくりの新居は間取りに少し余裕があり、1部屋を趣味の部屋として使うことができるようになりました。



あと1ヶ月は多忙な日々が続きそうです。落ち着いてまいりましたら作業を再開して現代の東京を再現していきますので、もうしばらくお待ちください。どうぞよろしくお願いいたします。

16/06/19 - 東京メトロの駅をNゲージで再現する (駅構内編1)

今回は私の好きな東京メトロの駅構内サインを作っていきます。サインは光沢紙への印刷、プラ棒はEvergreen製品を切り出し・接合したもので現時点では未塗装です。



まずは改札上にある細長い「改札入口標/改札出口標」から。「西飯倉交差点方面改札」の文字が辛うじて読み取れます。サインシステムのルールに従い入場側は紺・出場側は黄色という構造になっています。
本題から逸れますがメトロはどういうわけか、公開している構内図に改札名を記載していません。改札で待ち合わせをするときなど、事前にわかると重宝する情報だと思うのですが。



次に「のりば誘導標/地上出口誘導標」。出口番号はかなり苦しい設定ですが、正面の階段を2番、右側の階段を3番としています。



「きっぷうりば標」とお手洗い案内(正式名称不明)は実物を撮影し、写真から画像に起こして作りました。



そしてメトロの駅と言えば絶対に外せないのが、改札を出たところにある黄色の周辺地図、そして「メトロネットワーク」です。いずれも実物写真から起こしたもので、採寸した寸法を基にスケールダウンしています。



以前JR仕様でこしらえた駅名標2種のうち、JR新型についてはメトロの正統派仕様に作り直し(左)。横長のJR旧型については出口表記のみ「西飯倉交差点方面口」に改めてそのまま採用としました(右)。

短いですが今回の工作はひとまず、ここまでです。



さて転勤とそれに伴う引越しのため、これから1ヶ月ほどレイアウト工作はお休みする見込みです。ご覧頂いている皆さまには申し訳ございませんが、再開まで今しばらくお待ちください。

16/05/21 - もっと光を

今回も駅の製作を進めていきます。



前回タイルの塗装が済みましたので、支柱を立てるとともに、No.23で製作したこばるの「自動改札機」を仮置きしました。まだ構内ががらんとしていますが、今後内装とサイン類を作り込んでいきます。



「電飾キットE2」がつい先日再販になったので、早速天井にスコッチテープで仮止めして組み込んでみました。LED2個が狭い間隔で連なっており設置場所の融通がきかないのが難点ですが、照明らしい光り方をしてくれなかなかリアルです。



タイルが白いことも相まってちょっと無機質な印象ですが、奥まで内装が見えて楽しいです。今度塗装で色温度を調整できないか試してみたいと思います。



ホームについても前回寸法が確定したので、ホーム屋根やタイルをカットしました。次回切断面の塗装をタッチアップして、全体を組み立てていきます。



一方こちらは東急西飯倉駅。未塗装だったこばる「自動改札機」のIC専用フラップを白と赤を混ぜた自家製ピンクで塗装しましたが…少し色合いが暗く、東急というより小田急風になってしまいました。



さて暖色照明の試作第2弾としてLED電球をクリヤーオレンジ:クリヤーレッド=1:1でやや薄めて筆塗りしたバージョンを点灯させてみました(左は暗くした状態での写真)。クリヤーオレンジ単色ベタ塗りよりも光の黄味が軽減され、より自然な色合いになったと思います。
ついでに余りパーツで簡単な衝立を設け、1F店内を覗き込んだ際に光源が見えないようにしています。



タンでベース塗装を済ませた2番出口の内装タイルを、やや薄めたレッドブラウンで筆塗りして仕上げました。ついでに手すりをクロームシルバーで色差ししています。



本体の側壁と組み合わせます。技術的制約で内装タイルには窓を設けていないので(笑)、ウラ面を外側に向けたボール紙と透明プラ板を外壁との間にサンドして目隠ししました。



こうして2番出口はひとまず完成となりました。早くレイアウトに組み込んで相棒の鉄道駅ピクトサインを前に立たせてあげたいところ。
最後におかげさまで当サイトは累計18万アクセスを達成することができました。いつもご覧いただき、どうもありがとうございます。

16/05/08

ゴールデンウィーク後半は気温がだいぶ上がり、暑いくらいですね。まずは「西飯倉三丁目」駅構内タイルの塗り直しに着手します。



まずはシンナーで色を落とし、パールグレーの下地塗装の上に、フラットホワイトに微量のミディアムグレイを加えた白をエアブラシしました。階段部分はミディアムグレイで筆塗り。



ホームタイルも同様に灰色9号から立ち上げました。以前試作した際の白単色塗りより落ち着きがあり、重量感のある白に仕上がりました。



次に駅舎正面部はタンの塗装はそのまま活かし、その上からフラットホワイトとレモンイエロー+微量のデザートイエローをエアブラシで吹き付けました。



駅舎本体の色差しです。窓サッシをクロームシルバー、扉をミディアムブルー、スカイでそれぞれ筆塗りしました。正面部上部にはモデル(?)の飯田橋駅東口を意識してフラットホワイトのラインを追加しています。



組み立てた駅舎をelevated railwayと組み合わせ、レイアウトの寸法に合わせてカットしました。線路・サードレールは微調整に備えて未カットです。



仕上げに、屋根にミディアムグレイとフラットアースをエアブラシで輪郭に沿って軽く吹き付けてウェザリングしました。



最後に駅以外で1点。1Fを店舗化して再塗装している建物コレ「昭和のビルC」の窓枠をレッドブラウンのエナメル塗料で筆塗りしました。

16/03/28 - Strategic retreat

遠くの町への転勤が現実味を帯びてきたため、その際も街づくりを継続できるようレイアウトの「西飯倉」(=現代東京)部分をいったん独立させることにしました。



まず全ての建物を一旦退避させたあと既設の発泡スチロールを剥がしました。写真では分かりづらいのですが今後海になる部分(写真右下)をノコギリでカットしています。



新しいボードには目が細く落ち着いた色合いのスタイロフォーム、「ザ・スリム」1cm厚を選びました。



スタイロフォームを切り出して仮置きしたところです。上ものを載せなければという条件付ですが、持ち運びにもそれほど難儀しない大きさです。



断面を緑2号でスプレー塗装しました。



ついでに、筆と掃除機を使って「三ノ瀬」エリアに積もっていた埃を落としました。しばらく置いておくとすぐに埃だらけになってしまいますね。



そこで安く効果的な埃対策ができないかと思い、スタイロフォームをガムテープで組み立てて簡易カバーをでっちあげました。



さて西飯倉に戻ります。鉄骨のelevated railwayはすべての部品の接着が完了し、ひとまず組み上がりました。シカゴのel trainの高架をモチーフとして作ってきましたが、何とかそれっぽく見えますでしょうか。



視線を落として見上げたところ。ガーダーの作成は特に苦労しましたが、高架に厚みを与えてくれている気がします。



最後に駅舎のタイルを黄味がかったタイルを再現するためフラットホワイト・デザートイエロー・レモンイエローの3色を混ぜて吹き付けました。だいぶ白を多くしたのですが、これでもちょっと濃いですかね。

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